相模原市の淵野辺公園にあるスポーツ施設、「銀河アリーナ」は、夏場は50メートルのプールとして、そして冬場はスケートリンクに様変わりします。施設は、4階建ての観客席も保有する建物で、1991年にオープンしました。スケートリンクとなるときは、メインとなるリンクだけでなく、初心者などが滑走を楽しめるサブリンクも併設されています。
施設の運営自体は、相模原市の指定管理者として、民間企業などで作る共同体に任されています。昨年の一年間の収入は、2億6900万円で、前の年よりやや減少しました。利用収入は増えましたが、人件費などを含めた指定管理料が減ったためです。
これに対して支出は、2億8100万円で、こちらもやや減少しました。光熱費など管理費が減ったためです。その結果、収支は百万円余りの赤字に転換しました。
指定管理の制度は、公募で選ばれるので、決められた指定管理料の中でやりくりが可能なことが条件となります。そのため、そもそも収支のバランスが取れるようになっていると言えます。
スケートリンクの利用者数は、プールを含めた全体の6割を占めます。去年の利用者数は、13万9200人で、3万人近く減りました。一時閉鎖していた横浜にあるスケートリンクが営業を再開した影響だと見られます。