藤沢市を流れる境川にかかる西浜橋の欄干・両端にある柵の一部が壊れたため、改修工事が行われます。
西浜橋は、海側から4番目に当たる橋で、長さは70メートルほどあります。西浜橋の欄干は、台風19号の強風により、海側の一部、18メートル分が倒れてしまいました。
他の橋と比べて、西浜橋の欄干だけが倒れてしまったのには、理由があります。
橋の欄干は普通、風が通るように格子状になっています。西浜橋ももともとは、そういう構造になっていました。
しかし境川に停留するプレジャーボートが、一時期、増加し、西浜橋の欄干にロープをくくりつけて、横づけする例が相次いだのです。藤沢市では、こうしたプレジャーボートを取り締まるため、欄干の格子状の部分を覆って、ロープでくくれないようにしたのです。
今回はこれが仇となってしましました。欄干を支えている柱の中も鉄の腐食が進んでいて、そこに欄干が強風をまともに受けてしまったため、倒れたものとみられています。
藤沢市では、両側の欄干を立て直すことにしていて、腐食に強い素材を使った上で、風が逃げるようにすき間がある構造にするとしています。