元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

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大雨への心構え

九州各地での豪雨で50人以上が亡くなっています。とくに熊本県の球磨川の氾濫では、特別養護老人ホームが被害を受けました。
藤沢市民のみなさんもコロナ危機の中での「複合災害」に備える必要があります。

大雨への備えに当たって、まず基本になるのが、洪水ハザードマップです。自分が住んでいるところがどういうところなのか浸水のリスクを把握することが大事です。

市内を流れる境川と引地川沿いが当然、浸水しやすい場所となります。片瀬海岸から上流、そして鵠沼海岸から鵠沼神明にかけての住宅街が並ぶエリアです。

とくに水があふれたとき、浸水が深くなると想定されるのは、境川では、▲片瀬4丁目一帯と▲鵠沼地区の蓮池周辺です。桜が岡1丁目、藤が谷4丁目と1丁目、片瀬、そして石上3丁目です。
▲市民会館やイトーヨーカ堂近くの国道467号線沿いも要注意です。石上1丁目から2丁目、鵠沼東、南藤沢の一部です。

▲藤沢から六会地区にかけての境川沿いも要注意です。昔の藤沢公民館があった「藤沢宿」あたりから、白旗1丁目と2丁目、さらに県立藤沢清流高校、立石、西俣野です。

引地川では▲湘南大庭地区にある遊水池の南北一帯です。▲県立湘南台高校から北側も要注意です。とくに下土棚の中村橋周辺や蓼川沿い、長後橋周辺などです。▲慶応大学に近い小出川沿いも要注意です。

川の水があふれた場合に備えて避難が必要となります。コロナ対策も兼ねて、分散避難が大事です。在宅避難だけでなく、親戚や友人の家、ホテルなどへの避難が考えられます。
ただいざというときは水害避難所への避難を躊躇すべきではありません。

水害避難所は、74か所あり、ほとんどが、ふつうの避難所を兼ねています。このうち▲湘南白百合学園小学校、▲鵠沼高校、▲市民会館、▲村岡公民館、▲小塚東町内会館、▲湘洋中学校、▲鵠南小学校、▲湘南なぎさ荘、それに▲太陽の家は、浸水想定区域に立地しています。

浸水想定区域にある重要施設に、市民病院と南消防があります。また避難所の中には、土砂災害警戒区域に隣接しているところも少なくありません。

市内には、特別養護老人ホームなどが24か所ありますが、▲みどりの園、▲清流苑、▲湘南わかば苑、▲湘南長寿園病院介護医療院などが浸水想定区域に入っています。

今回の豪雨は、想定外だったこともあり、大雨特別警報が出されたのは未明でした。避難指示が出されたのも夜中で、課題が指摘されています。

警戒レベルは同じ4ですが、わたしの感覚では、避難勧告と避難指示とでは、天と地の差があります。
自治体としては、指示まではいかないけど勧告では物足りない段階で、苦悩したのではないかと察します。
ただ暗くなってからの避難は難しいことを前提とした決断も欠かせないことが示されたのだと思っています。

追記:
藤沢市の土砂災害・洪水ハザードマップをぜひご覧ください。浸水深が書かれてるので詳しく、イメージが湧きやすいです。ただ古いので、避難所が正確ではありません。
ふじさわ防災ナビ〜みんなの防災・オーダーメイドの災害対応編」は新しく、分かりやすいです。

洪水ハザードマップ

藤沢市議会議員 清水竜太郎
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