藤沢市村岡地区と鎌倉市深沢地区の一体整備計画が再び動き出す中、湘南モノレールのもつ役割に注目しています。深沢地区には、モノレールの湘南深沢駅が隣り合っているのです。
湘南モノレールは、経営が変わり、改革に乗り出しています。経営主体の親会社は、企業の再生で名をはせた冨山和彦氏が率いる会社・経営共創基盤です。
湘南モノレールが打ち出したのが、「江の島への近道」「湘南ジェットコースター」という概念です。外国人観光客も意識して、羽田空港から江の島に赴くのに、小田急や江ノ電より早い点を指摘しています。また大船駅から湘南江の島駅まで、山ありトンネルありで、高低差が40メートルもある地形を楽しめる点を強調しています。
カギとなるのが江の島周辺です。駅舎は、大改装が行なわれていて、バリアフリー化が徹底されているほか、ICカードも使えるようになりました。さらに夜間も増便して、住民の利便性を高めています。
藤沢市にとっても、存在感が増している湘南モノレールの価値を再考する必要があると思います。