元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

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平成30年9月藤沢市議会 一般質問 その2

9月議会ではまた新しい文化事業の創造についても一般質問しました。藤沢市のブランド力を高める一つの方法が文化芸術を強くすることです。それには既存の文化ではなく、若者を惹きつけるだけの集客力があり、世界に通じる文化事業が必要です。いま最も注目されているのが、映像を投射するプロジェクション・マッピングを柱としたデジタルアートです。あふれんばかりの光と音楽と映像の融合は、見るものを圧倒します。東京のお台場には、デジタルアートが楽しめる美術館が人気をさらっているほか、長崎市の伊王島には、デジタルアートを使った夜間のテーマパークが話題です。

そこで、民間と協力しながら、藤沢市北部にある公園など公共空間を使って、デジタルアートのテーマパークを作り、観光資源として使えないか提案しました。合わせて芸術性の高い宿泊施設も作って、滞在型の観光誘客に結びつけられないか質問しました。これに対して市側は、「文化芸術を観光資源として活用するのは重要であり、民間から提案があれば可能な範囲で協力する。夜間に実施されるデジタルアートは、滞在型観光にもつながるので、市としても研究していく」と答えました。

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原発ゼロ

東日本大震災をきっかけに原発ゼロをめざして、活動を続けている小泉純一郎元総理大臣が、東京・日野市で講演しました。
小泉氏は、この中で、日本の発電量の割合は、震災前は原発が、3割占めていたのに対して、太陽光などはわずかだった。しかしいまは、太陽光の伸びで、水力を含めた自然エネルギーが、15%まで増加していると指摘しました。
その上で、「政府がたいして支援しなかったのに自然エネルギーは、ここまで伸びてきた。政府が音頭をとれば、自然エネルギーで3割を供給できる」と訴えました。

小泉氏はまた、いわゆる核のゴミについて、「産業廃棄物でさえ、処分する場所の確保は難しい。まして危険な原発のゴミを処分する場所の確保はなおさらだ。それなのになぜ原子力発電が認められるのか」と疑問を呈しました。

そして日本は、ピンチをチャンスに変えてきたとした上で、「明治時代以降、日本は戦争の連続だった。ところが、太平洋戦争に負けた後は様変わりした。日本は変化に対応できる」と述べ、エネルギー政策の転換は実現可能だと強調しました。

人間にとって、自分のやってきたことを否定するのは、苦しいことだと思います。細川元総理大臣も共同歩調を取っており、党派を超えて取り組むチャンスです。

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平成30年9月藤沢市議会 一般質問

9月議会では、交通の割引パスの導入について一般質問しました。藤沢市は以前、上限付きの回数券のような形で割引パスを提供してきましたが、いまは老人福祉センターへの送迎を行なうバスの運行に変わっています。お年寄り向けの健康増進や外出促進のための事業は、多額の費用がかかっていて、見直し作業が必要ですが、いつも決まった市民しか利用しない現在の送迎バスの事業を継続するなら、より幅広い市民が利用できる割引パスの方が好ましいと指摘しました。

ただ割引パスを導入するとしても、財政負担を拡大させないことが条件となります。東京都や横浜市などでは、巨額の財政負担が問題となっているからです。そこで同じ割引パスでも、あらかじめ上限が設定されている「プリペイドカード方式」、例えば5000円分の乗車のために、半分の2500円は自己負担にすることが有効だとして、市の考えを聞きました。これについて市側は、「移動支援に関わるニーズの情報収集を進めると共に、今後の高齢者数の動向を捉えていく。ほかの自治体の情報を集めながら、新たな外出支援策や、持続可能な交通手段について検討を進めていく」と答えました。

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第5回 創業・新事業進出フォーラムが藤沢商工会館にて開催

アメリカのコーヒーチェーン、タリーズを日本に根付かせた起業家であり、参議院議員も務めた松田公太氏が、藤沢商工会館で講演しました。

松田氏は、銀行大手を辞めてまで起業した理由について、アメリカで育ち、食を通じた文化交流に関わりたかったからだと話しました。ようやく、タリーズから店舗経営を許されたものの、一号店となる銀座の物件を借りるための資金調達が大変で、自ら表に立って何日も人の流れを分析して、銀行を説得したと吐露しました。

また開業してからも苦労が続いたが、社長が必死に働く姿を見せることで、アルバイトの店員らも働き方が変わっていったと指摘しました。
さらにライバルのスターバックスとの競合については、タリーズは、企業や病院の中に店舗を出して差別化を図ったと明かしました。

松田氏の起業までの話を聞いて、恐縮ながら、何もない状態から始めた自分の選挙を思い出しました。松田氏は、起業では何を成し遂げたいのか、経営理念が大事だと言います。それは、政治でも全く同じことです。

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江の島花火大会のゴミ問題

秋の恒例行事として定着してきた藤沢市江の島の花火大会が開かれ、わたしも消防団の一員として、警戒に当たりました。
今年の花火大会は、午後6時から始まりましたが、あっと言う間に激しい雨が降り出し、最後まで続きました。
突然の雨で、多くの観客が、雨宿りしたり、帰り始めました。わたしもずぶ濡れになり、秋なのに震えるような寒さに襲われました。

問題は、会場に観客が残したビニールシートが散乱していたことです。翌日、13年前から海岸のゴミ拾い活動をしているNPO法人・海さくらの呼びかけで、観光協会や一般市民らが、特別の清掃活動を行いました。
ゴミの中には、ペットボトルや弁当箱なども多く、その量は1トンに上ったそうです。

対策はいろいろ考えられますが、やはり、柵などを使って、観客をゾーンごとに区切った方がいいと思います。その方が警備する側にとっても事態を収集しやすく、ゴミの片付けも注意しやすいと思います。

もう一つ、今年は、途中で帰り始めた観客が多かったことから、例年ほどではありませんでしたが、江の島からの出口が車で混雑しました。テロや災害が起きた場合に備えて、車の出入りは規制すべきだと改めて感じました。

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藤沢市議会議員 清水竜太郎
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