大手機械メーカー、三菱重工業など三社が、子会社である湘南モノレールを企業再生を手掛ける経営共創基盤に売却する方向で検討している、という報道がありました。
藤沢市にも関わる話だけに三菱重工業にお話を伺いました。
三菱重工業としては、地域住民にとって欠かせない公共交通機関としての役割を大切に考えていること、鎌倉や江ノ島という貴重な観光資源を十二分に活用していきたいこと、そして、高低差のある地形を走る乗り物の特性を楽しんでもらうことを重要視していると強調していました。その上でこうした目的を果たすため、売却を含めたあらゆる選択肢について検討していることを明らかにしました。
モノレールの普及は必ずしも進みませんでしたが、それが却って湘南モノレールを全国的にも珍しい存在にしています。メーカー自らが、長い間運営に携わってきたのも珍しいことです。