神奈川県が整備を進める都市計画道路、横浜藤沢線は、川名から片瀬山を通って、片瀬を走る国道467号線にぶつかります。その後、片瀬地区を境川沿いに南下し、最終的には川をまたいで、鵠沼海岸を通過して、国道134号線につなげたい計画です。神奈川県はまず、川名から国道467号線までの1点8キロの整備をめざしています。
この区間を地下方式にする方向ですが、道路建設に反対する声が挙がっています。
仮に国道467号線までの整備が進んだとしても、ここから国道134号線までの1点2キロの整備は、さらに厳しそうです。計画されているのは住宅地で、用地買収はほとんど進んでいません。景観が売り物のこの地域に、往復4車線の道路が早期にできるとは思えません。東京オリンピックのセーリング会場決定を受けて、交通アクセスの向上が叫ばれていますが、地域の特性への配慮も大事です。