藤沢市議会の委員会で、不登校やいじめなどに悩む小中学生を受け入れる善行の施設、学校教育相談センターを視察しました。センターでは、児童生徒やその保護者から、電話を含めた相談を受けています。相談件数は、年間でのべ2,000件を超えています。内容としては、登校したくない、対人関係が苦手だ、集中できないなどの相談が多くなっています。
センターでは、相談支援教室があり、42人が通っています。ここでは、個別学習のほか、読書や音楽などを通じて、少しずつ自信を取り戻し、復帰できるように取り組んでいます。
センターには、26人のスクールカウンセラーがいて、各学校に派遣されています。また、2名のスクールソーシャルワーカーが、家庭など子どもを取り囲む環境に特化して、改善に努めています。教室の玄関をわざわざ2階に設けるなど子どもに配慮しています。
労働会館にある「若者しごと応援塾」は、民間に委託された事業で、ひきこもりの若者らが仕事につけるよう支援しています。日常生活の送り方から始まり、軽い作業をこなすまで支援を行ないます。こうして3人に1人が就労や進学を果たしています。