広島に原爆が投下されてから71年、被爆者が高齢化する中、いかに戦争体験を次の世代に引き継ぐかが問われてきています。
横浜のみなとみらい地区で、若い世代が参加しやすいよう工夫された企画展「ヒロシマ、継ぐ展」開かれています。これは、若手芸術家らが企画したもので、解説のパネルや写真が飾られた会場は、明るい白色で統一されています。
子どもたちは、入り口で質問集を手渡され、「戦前の広島はどんな街でしたか」などの答えを会場で探していきます。そのまま夏休みの自由研究にも使うことができます。
また平和へのアクションと題されたコーナーでは、「ニュースに関心をもつ」「外国人の友だちを作る」など20の提案の中から、自分ができることを選んで、折り鶴の形をしたスタンプを押します。
戦後の食糧難のとき、市民を救ったのが、広島風お好み焼きです。その歴史を学ぶとともに、実際に味わうイベントも開かれました。
主催者のお一人は、これまでの平和学習のもつ堅いイメージを破り、若い世代に少しでも関心をもつきっかけに出来ればと話しています。