鎌倉市は、有識者らでつくる委員会を中心に、新たな交通渋滞の解消策について話し合っています。
すでに実践されている「パークアンドライド」に加えて、中心街に進入するクルマに課金する「ロードプライシング」が議論の的になっています。シンガポールやロンドンなどでは導入されているそうですが、国内では事例がなく、まさに驚くべき取り組みです。
対策案では、土曜日と日曜日、それに祝日の日中が対象で、10か所程度の課金所を設け、高速道路のETCのようなシステムで徴収します。緊急車両や事業者などは対象にはなりませんが、住民は対象に含まれています。
一方、海外での対策として、去年夏、インドネシアのジャカルタで興味深い方法が始まりました。混雑が激しい平日の朝と夕方に限って、車のナンバープレートの末尾が偶数の場合は、その日が偶数のとき、逆に奇数の場合は、その日が奇数のとき、混雑する道路を通行できるというものです。
このように渋滞の解消策として、全面的な交通規制でなくても、一定の規制で対応することも考えられ、江の島周辺でも適応できるのではないかと思っています。