年末にあたり、藤沢市消防局は、火災への特別警戒を行ない、ボランティアである消防団も見回りを行なっています。
先日は、鵠沼海岸の商店街にある消火栓の点検を行ないました。消火栓は、水道管から消火用の水をとるための給水口です。道路と歩道の境にある地上式が有名ですが、積雪が少ない地域では地下式がほとんどです。
道路には、いわゆるマンホールのフタがたくさんあります。一般的なのが、下水道のフタです。藤沢市では、フジの花が描かれた雨水管とクロマツが描かれた汚水管のフタが知られます。他のフタには、仕切り弁や空気弁、それに民間向けのものもあります。
消火栓のフタは、専用の道具を穴に引っ掛けて開けます。フタはもともと重たい上、車が上を通るため余計、固まっています。一部は周辺を木製のハンマーで叩いても開けることができず、消防局に通知しました。
フタを開けると給水口の他に、給水を始めるためのハンドルがあり、専用の道具で回して、水が出るかチェックしました。いざ火事となれば、給水口にホースを結合させて、放水することになります。
道路上にある様々なフタの下には、様々な機能が備わっているのです。皆さまも、火事には気をつけて、良いお年をお迎え下さい。