大和市が、このほど始めた駐輪場の確保方法が話題となっています。大和市では、買い物客が短時間の間、自転車を放置するケースが後を絶たず、悩みの種となっています。そこで、東京・新宿にあるIT会社と協定を結び、自宅や店舗の空きスペースなどを駐輪場として、貸し借りする取り組みを始めたのです。
貸し出しを行ないたい人は、住所や写真をネットを通じて会社に登録し、借りたい人がネットで予約するシステムです。大和市は、不正駐輪がないかパトロールすると共に、警告を発したり、自転車の移動や保管を行ないます。
いわゆるシェアリングエコノミーの進展で、自転車を貸し出すレンタサイクルが主流となっていますが、駐輪場を貸し出すという逆の発想があることに驚きました。藤沢市も、駅前を中心に駐輪場が足りず、放置自転車はなくなりません。一時的に使われていない、わずかな土地も有効活用できるため、どれくらいの効果が上がるのか、注目しています。