藤沢市は、辻堂と大庭をつなぐ市道、辻堂遠藤線にある大庭トンネルの天井につけられたジェットファンを撤去します。
ジェットファンは、トンネル内の換気を行なう、いわゆる大型の扇風機です。トンネル内の排ガスの濃度が上がるとセンサーが感知して電動で回る仕組みとなっています。
別の方法としては、天井板などトンネルの一部を仕切ってスペースを作り、換気ダクトを設ける方法もあります。
大庭トンネルは、長さが400メートルあり、ジェットファンは、上り下りのトンネルの南側に2つずつぶら下がって付いています。設置から30年以上が経っているジェットファンは、筒の形をしています。重さは1点4トン、長さは5メートル前後で、直径は1メートルほどです。
近年になって、自動車からの排出ガス規制が強まり、排出ガスそのものが著しく減少しました。このため、大庭トンネルの中も自然換気で十分対応できるようになり、ジェットファンの出番がなくなったのです。
今度、大庭トンネルを通るときは、ジェットファンの存在を気にかけようと思います。