大阪府での地震で、小学校のブロック塀が倒れ、女子児童が亡くなりました。これを受けて、危険なブロック塀が改めて問題となっています。
藤沢市教育委員会学校施設課が、市内の小中学校および特別支援学校、合わせて55校を調べたところ、道路に面したもののうち、地震で倒れるおそれがある塀は、村岡小学校にある塀のみであることが判りました。
学校の塀として多く採用されたのが、「万年塀」といわれるもので、鉄筋が入った柱を打ったうえで、その間にコンクリートの板をはめ込む方式です。「万年塀」は、地震の揺れに弱いことから、平成に入って安全なフェンスなどに変えられました。その結果、おととし俣野小学校で安全対策を施したのを最後に、残るは村岡小学校だけになりました。
問題の塀は、学校の北西に位置する体育館の裏手にあり、高さは70センチメートルです。学校施設課の調査では、塀のぐらつきなどは確認されませんでしたが、近くに児童クラブもあることから、撤去工事を急ぎたい考えです。