元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

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浸水想定区域内の村岡新駅とリスク

阪神淡路大震災から25年が経ちました。
最近は災害がひん発しておりますが、神戸での取材経験は今でも私の防災への原点です。

国土交通省は去年、台風被害を受けて、気候変動を踏まえた水害への対策を検討する小委員会を立ち上げました。
小委員会では、「降水量の増加、海面水位の上昇、そして人口減少社会を踏まえた治水対策を考える」とした上で、「災害リスクを勘案した街づくりについて考える」としています。

テーマの一つが、洪水浸水想定区域における開発規制についてです。
去年の台風では、例えば、東京の多摩川流域は、浸水想定区域に入っていたにもかかわらず、住宅が次々と立ち並び、被害が出る結果となりました。
国土交通省の今回の取り組みは、浸水想定区域での開発にメスを入れようというもので、注目に値すると思います。災害だけでなく、人口減少にも触れている点が面白いと思います。
日本では、将来的な世帯数の減少に伴う住宅市場の縮小が見込まれているからです。

藤沢市でも、村岡地区に東海道線の新駅をつくり、隣の鎌倉市の深沢地区と一体開発しようと計画しています。
しかし、この一帯は、浸水想定区域となっていて、防災面から開発自体が厳しくなる可能性があります。まさに災害リスクを考えた街づくりが、求められているはずです。

浸水想定区域

藤沢市議会議員 清水竜太郎
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