元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

清水竜太郎のオフィシャルサイトです

医療的ケアが必要な子どもの保育

藤沢市は10月から3カ所の認可保育所で医療的ケア児の保育をはじめます。

医療的ケアとは、たんの吸引など家族らが日常的に行なう医療的生活援助行為のことで、医師や看護師が行なう医療行為と同じことを家族らが行なう場合の呼び方です。

藤沢市によりますと就学前の医療的ケア児の人数は28人になるということです。そのうち7人については保護者が育児休業を取得するなど働く意思があることが分かっています。

医療的ケアが必要な場合、両親が共働きでもひとりが仕事をやめて子どもをみるケースが多いと指摘されています。今回のような医療的ケア児を対象にした保育があれば、仕事をやめる必要もなくなるのではないかと期待されています。

一方で仕事をしたくてもしていないと入所基準上、不利になって保育所に入るのが難しくなるという課題も浮かび上がっています。

子ども文教委員会での竹村議員の指摘に対して藤沢市は、まずは新しい選択肢ができたことを知ってもらうよう周知に努めるとともに何らかの救済策について検討したい考えです。

藤沢市がまとめた4月時点の国基準の待機児童は去年に続いてゼロとなりました。

認可保育所などに入るのを希望した人数は去年より300人余り多い8800人余りでした。このうち希望がかなった方は8300人余りで、希望がかなわなかった方、いわゆる保留児童は12人少ない445人となりました。

内訳を見てみますと▲特定の保育所を希望した方が192人で最も多く、▲育児休業中が93人、▲求職活動を休止した方が75人となっています。また▲企業主導型保育の利用は2倍の43人に増えています。

昨年度はいまある保育所の再整備などで定員を38人増やしましたが、一方で47人の保育士が足りなかったため158人分の定員枠を受け入れることができなかったということです。

藤沢市では保育士の資格を持っている方への復職助成や県外から来る場合の引っ越し補助、宿舎への家賃補助を実施しています。また奨学金の返済補助を拡充するとしています。

医療的ケア保育

藤沢市議会議員 清水竜太郎
〒251-0052 藤沢市藤沢 991-19-901
© 2015 Ryotaro Shimizu All rights reserved.