藤沢市が整備を予定している都市計画道路を、私の出身である南部で見てみますと、▲鵠沼奥田線のほか、▲鵠沼藤が谷と本鵠沼を東西に結ぶ鵠沼新屋敷線、▲鵠沼海岸を経由して片瀬と辻堂を結ぶ片瀬辻堂線、そして▲鵠沼藤が谷と国道１３４号線を南北に結ぶ藤沢駅鵠沼海岸線など９か所に上っています。先に上げた道路については、都市計画決定されたのは１９５７年１２月、まさに根気が要る長期的な計画です。
計画されている道路の多くが住宅地であり、住民の理解は簡単に進みそうもありません。確かに将来的な少子高齢化を考えれば、用地取得の芽も出てくるかもしれません。しかし緑や街並みなど、その地域の特性を尊重する必要があります。防災の必要性を考えれば、なおさら、半世紀前の縛りにとらわれず、現実的な対応も必要です。しかし既存の生活道路を拡幅する提案に対して、市側は、あくまで都市計画道路を整備していく考えです。
