元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

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街の緑を守る主体

慶応大学の高橋武俊上席研究所員が、鵠沼景観まちづくり会で講演し、街の緑を守るための方策について話しました。
この中で高橋氏は、緑を守る主体が、領主や教会など時の権力者だった過去の歴史に触れました。その上で現代では、それが民間であり、行政となったと指摘しました。

例えば藤沢市鵠沼地区では、明治から昭和にかけて、主体は、旅館や別荘の所有者であり、それが住民となり、その中で緑が育てられ、緑の豊かさ自体が街の価値につながっていきました。しかし、開発が進み、風致地区など公のルールができたものの、必ずしも守られていません。

そこで高橋氏は、行政が決めるルールではなく、住民自らが必要だと思うルールを提案できる仕組みづくりが大事だと強調します。こうして初めて、行政の限界を補うことができる訳です。

われわれは、自分が緑を守る主体、街の良好な環境を形作っている一員だという認識をなかなか持ち得ていません。しかし、高橋氏は、住民が動かなければ、誰もやってくれないと話します。
そしてわたしはじめ、自治体がいかに住民の取り組みを支援していくが重要となります。

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藤沢市議会議員 清水竜太郎
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