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藤沢市に5例目の住民協定

藤沢市鵠沼地区の貴重な緑や景観を守るための独自ルール、「住民協定」が、新たなに成立・発効となり、この度、藤沢市のホームページにも正式に記載されました。

新しく住民協定が成立・発効となったのは、松が岡4丁目の北側を中心とした自治会「一照会」です。鵠沼地区では、自治会ごとに住民協定を定め、地区全体で緑と景観を守ろうと取り組んでいて、今回は、「鵠南みどり会」に続く5例目となります。
協定の柱となっているのが、開発事業者に対して、事前の説明を行なうよう求めている点です。協定があることで、これまでの自治会も、業者がきちんと連絡をしてきて、どのような開発を行なうのか事前に話し合いが行われています。

一照会の協定では、そのほかに、▲道路から見えるところは周辺との調和を図ることや、▲松などの木をできる限り維持し、伐採した場合も将来同じ程度の木を植えること、▲最低敷地面積は40坪=132平方メートルを目標とすること、▲建物の高さは2階までで、集合住宅も景観と調和することなどを定めています。
また協定には、社会問題化している空き家・空き地対策として、▲空き家・空き地にならないよう努力することや、▲やむを得ない場合は適切に手入れし、連絡先を明確にするよう求めています。

貴重な住環境を守るため、住民自らが立ち上がることは素晴らしいと思っています。住民協定は、自治会の会員の投票によって決まりますが、1年前に実施された投票では、投票者の83.7%が賛成しています。とくに自然環境を大事にする住宅都市としての個性に直結する取り組みだけにわたしも応援しています。

その一方、協定はあくまで独自ルールであり、法的な根拠がないという弱点があります。また最低敷地面積の条件が余りに厳しいと若い世代が住宅を購入できず、まち自体がかえって廃れてしまう可能性もあります。住民の利害と公共性がぶつかり合う問題なだけに行政の強いリーダーシップが必要だと思います。

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5例目の住民協定
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