緑と景観を守るため、藤沢市鵠沼地区で広がる独自ルール「住民協定」の運営方法について話し合う意見交換会が慶応大学の湘南藤沢キャンパスで開かれました。これは、慶応大学の高橋武俊上席所員が開いたもので、鵠沼の自治会「五友会」と茅ヶ崎市の「松風台」の自治会の代表らが参加しました。
両者ともそれぞれ住民協定を定めて運用しています。意見交換会では、運営に際しての課題が話し合われました。中でもルールに沿った建築計画になっているかチェックする業者との事前協議について、自治会側の担当者の負担が大きい点や、世代交代が進まない点などが浮かび上がりました。
これについて、日頃から若手の役員を育てていくべきだという意見や、成り手が少ない自治会のあり方自体が問題だいう意見が出されました。さらに自治会費を使って、外部に委託できないかという意見も出ましたが、会費の使い方をめぐっては、様々な考えがあるだけに一筋縄ではいかないという声が多勢を占めました。
良好な住環境を守るため、各地で活動が活発化しています。そしてこのように市境を超えて、学び合うのは非常に重要なことだと思います。