元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

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住民協定と民意

藤沢市鵠沼地区の緑と景観を保護するため、自治会が独自ルールを定める動きが広がっています。この「住民協定」で、住宅の高さや色彩、緑化への努力などを定義しています。

協定の導入過程について、去年秋に導入を決めた松が岡の自治会「鵠南みどり会」の会長が、「鵠沼景観まちづくりの会」で講演しました。
この中で新村会長は、三年かけて、住民との話し合いを続けたことを明らかにしたうえで、「住民の意見をいかに取り入れていくかに注意した」と述べました。自治会では、民意の反映に二つの方法を取りました。

一点目が13人で作る検討委員会の設置です。この検討委員会が内容を策定していきましたが、メンバーは、会長以下4人が役員で、残り9人は住民から公募しました。住民からは、建築の専門家がいたほか、若い世代や女性も含まれています。委員会の開催は、20回を超えました。ただ回を追うごとに働いているメンバーなどの参加が難しくなったということです。

二点目が、全住民へのアンケート調査です。この自治会は世帯数が、千を超え大所帯ですが、協定を導入するか賛否を問う最終的な投票の前に、二回の調査を実施しています。事前に協定の必要性について、住民の意向を確認するとともに、内容に関する意見を聞くなど、意見を集約しました。
否定的な意見に対しては、妥協案を示して理解を求めたとしています。この結果、1015世帯に対して、87.5%が回答して、86%の賛成を得ることができました。民意をどのように反映するかは、市政でも課題ですが、ヒントになると思います。

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藤沢市議会議員 清水竜太郎
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