元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

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世界最高峰のデジタルアート ルミナとは

その土地独特の自然の中を歩きながら、世界レベルのデジタルアートを楽しんでもらおうという取り組みが長崎市の伊王島で始まり、地域活性化につながるか注目されています。

伊王島は、中心街から車で40分にある小さな島で、海水浴や温泉が楽しめます。ここでホテルを経営する会社が取り入れたのが、島にある森を利用した夜間限定のデジタルアート「アイランド・ルミナ」です。参加者は、夜の森を1キロほど歩きながら、デジタルアートを体験する仕掛けです。

デジタルアートを担当しているのが、カナダにあるアーティスト集団「モーメント・ファクトリー」で、今回のような形での海外進出は初めてです。デジタルアートには全体のストーリーがあります。このストーリーが、森の中の各ポイントに置かれた木版や特殊なスクリーン、そして山肌などに、映像を投射して浮かび上がらせるプロジェクション・マッピングという手法で語られるのです。ポイントの間に続く細い山道の両側には、ランタンや浮き玉が取り付けられ、青や赤の光を放って、道を照らしています。
参加者は、デジタルアートでストーリーを追うだけでなく、歩いているうちに幻想的な世界に入り込むのです。子供だけでなく、大人も堪能できる一級の芸術作品に圧倒されました。

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www.islandlumina.jp

従軍画家

藤沢市のアートスペースで版画家の山岸主計(やまぎし・かずえ)の作品展が開かれています。
作品の中には、太平洋戦争を描いた戦争画もあります。山岸は、従軍画家として戦地に赴きました。当時の従軍画家の一人には、あの藤田嗣治(ふじた・つぐはる)
もいました。戦争画は、国威発揚のために描かれましたが、日本の場合、牧歌的な絵が多いとも言われています。

こうした大本営発表が、180度変わったのがベトナム戦争でした。世界の記者やカメラマンが、住民の視点から戦争の実相を伝え、反戦運動のうねりにつながりました。これに懲りた国は、その後、報道規制を強めたと言われています。

先ごろ、映画「ペンタゴン・ペーパーズ」を見ましたが、ベトナム戦争からウォーターゲート事件のころは、報道が権力を監視できた輝かしい時代だったことが分かります。
新人のとき、先輩記者からテレビ報道は歴史が浅いから、強くしていこうと言われ、余りピンときませんでした。今は少し分かる気がします。戦争画がもてはやされる時代に戻ってはなりません。

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り災証明書の発行迅速化へ

熊本地震から二年が経ちました。内閣府は、り災証明書の発行を迅速化するため、認定基準の指針を改定することを明らかにしました。り災証明書は、建物の被害を証明するものです。被災者が、申請をすると自治体の職員が現場に赴いて被害状況を調べます。調査には、時間がかかるほか、多くの調査員が必要で、発行の遅れが問題となっていました。

このため、内閣府は、現地調査の一部を省略することで、発行を迅速化したい狙いです。具体的には、▲航空写真を見比べることで、屋根の位置が大きくずれていれば、「全壊」と判定するほか、▲二次災害を防ぐために建築士などが行なう「応急危険度判定」の結果を活用します。建物の傾きが大きい場合は、「全壊」の判定も可能になります。

熊本地震の発生直後、現地を視察した際、り災証明書の重要性と発行までにかかる労力の大きさを目のあたりにしました。熊本市役所では、手続きの説明を受ける市民でごった返していました。視察後の議会では、同じような地震が起きた場合、藤沢市としてどのような体制で臨むのか質問したことがあります。
今回の改定は、一見地味ですが、市民や行政にとって大きな意味があると思います。

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藤沢市民会館および南市民図書館の再整備について

藤沢市は、市民会館及び南市民図書館の再整備について、昨年度実施した建物調査を踏まえてどのように再整備していくか検討します。

市民会館は、オープンから半世紀が経ち、老朽化が進んでいることから、再整備する計画です。藤沢市は、市民会館がある地域を文化ゾーンとしたい考えで、複合施設にしたり、民間の活力利用も考えられます。
藤沢市は、調査を踏まえ、施設の規模や機能について検討する、藤沢の文化を継承できるよう努めるとしています。

南市民図書館についても、貸し出しだけでなく、地域の知の拠点としたい、子どもから大人まで使える居場所にしたいと答えています。
調査では、建物や配管の劣化状況やバリアフリーの現状、それに修繕や建て替えにかかる概算費用が含まれています。

南市民図書館は、インターネットなんて影も形もない時代、空き地と並ぶわたしの大切な居場所でした。いま中に入ると段差だらけの光景さえ、懐かしく感じられます。
再整備を前にバリアフリー化もままならない事態なだけに、一刻も早く計画を示してほしいという声をいただきます。再整備の優先度は、必ずしも高くありませんが、文化芸術はまちの血潮です。優先順位を早める必要があると思います。

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GW期間の江ノ電藤沢駅の混雑に関して

 

お隣の鎌倉市は、大型連休中の江ノ電が混雑することから、住民を優先して鎌倉駅構内に入場できるようにする実験を実施します。この実験は、去年初めて行われたもので、今年は5月3日と4日の二日間にわたって行われます。時間は、午前10時から午後4時までで、事前に発行した証明書を提示すれば、駅の外に電車を待つ行列ができても、優先して入場できます。

去年の実験は、実施日が連休の中日である5月6日の平日だったこともあり、実験の効果が検証できませんでした。今年は例年より混雑のひどい日にちに行なわれることから、効果が期待されています。

大型連休中の混雑は、江ノ電藤沢駅でも同じです。わたしが独自に行なった去年5月3日の調査では、午前中、行列が北側にある陸橋を延々続き、左側にある横浜銀行前まで達しました。住民の中には戸惑う姿もあったほか、あえて外出自体を控える方も多かったとみられます。観光客も大事ですが、藤沢は何より住宅都市です。住民こそが大事だと考えます。

去年の議会で、わたしは、藤沢市も住民優先の取り組みを進めるため、実験に参加するよう提案しています。市側は、まずは鎌倉市からの情報収集に努めたいとしています。

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藤沢市議会議員 清水竜太郎
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