横浜市のマンションが傾き、建物を支えるくいのデータが改ざんされ、少なくても8本のくいが堅い地盤まで達していないことが判かりました。藤沢市によりますとくいの工事を請け負った旭化成建材が工事に関わった公共建築物が過去10年間で、市内でも4件あるということです。
内訳を見ますと▲JR藤沢駅北口のエレベーターの設置工事で4本、▲小田急線六会日大前駅東口の駐輪場の増築で6本、そして▲西俣野の消防団待機宿舎の工事で4本の杭打ちが行なわれました。また来週からは、▲遊行寺近くで「ふじさわ宿交流館」の杭打ち工事が始まります。藤沢市では目視の結果、沈下やひび割れなど異常は見つからず、まずは書類の精査を行なうとしています。これらの工事では、市側も現場での立ち会いを行なっている上、今回問題となっている杭とは違う種類の杭が使われているということです。
一方、懸念される民間の建物については国土交通省が会社側から事情を聞いており、問題があれば国から各自治体に連絡が入ることになっています。