藤沢市は、辻堂市民センター・公民館を新しく移転する基本構想を明らかにしました。1978年に建てられた辻堂市民センターは、老朽化が進んでいる上、施設の中が狭いことなどが課題となっています。このため、今の位置から西に600メートル離れたところに建て替える予定です。ここは、元神奈川県職員住宅があったところで、隣の高浜中学校のテニスコートも4面あり、面積としては今の2倍近くになります。
構想では、新しい施設に、近くにある消防署の出張所や地区ボランティアセンター、それに高齢者などの地域包括支援センターを集約したい考えです。施設は、3階建てで、1階には市民センターのほか、ボランティアセンターと地域包括支援センターを配置します。2階には体育室のほか、談話室が設けられます。3階は200人のホールや保育室が入ります。そして南側には消防署の建物や30台分の駐車場がつくられます。西側にはテニスコートが2面できる計画です。
事業費としては31億円から39億円を見込んでいて、2020年度のオープンをめざしています。一方、複合化の対象だった辻堂市民図書館や放課後児童クラブなどは外れることになりました。