藤沢市は、公共スペースにおける受動喫煙を防止するため、来年から禁煙の対象をさらに広げます。市内では現在、藤沢駅、辻堂駅、そして湘南台駅の周辺での「路上喫煙」を禁止していて、今年2月からは、江ノ電、小田急電鉄、そして湘南モノレールの各駅周辺、14か所についても禁止しています。
来年一月からは、▲秩父宮記念体育館、▲石名坂温水プール、▲秋葉台公園、▲長久保公園都市緑化植物園、▲八部公園、▲新林公園、▲3か所のシニアセンター、▲南北の消防署、▲リサイクルプラザ藤沢などで、敷地内での喫煙が禁止となります。また来年4月からは、市民会館も対象になります。各市民センターや公民館はすでに禁止となっています。
対象は拡大となりますが、実効性を上げるのは大変な作業です。現在、元警察官など8人の指導員が手分けした上で巡回し、禁止区域での喫煙をしないよう指導しています。昨年度の指導件数は、藤沢駅で125件、湘南台駅で58件と激減していますが、辻堂駅は173件で横ばいとなっています。
個人的には、指定された場所での喫煙なら、煙を回避する余地がありますが、路上での喫煙は、ふいに煙が来るだけに回避が難しく、不快な思いをします。子どもの受動喫煙のリスクを考えればなおさらなので、ルールを守ってほしいと思います。