西日本を中心とした記録的な豪雨では、気象庁や自治体が警戒や避難を呼び掛けたにも関わらず、甚大な被害が起きたことに衝撃が走っています。
報道各社は、警報や避難指示が意味する緊急性が理解されず、軽視されがちだった実態を伝えています。
わたしは、災害取材を通じて、災害は準備次第で被害を最小限に減らせると信じています。一人の藤沢市民も犠牲にしたくありません。
気象庁による警戒・注意報情報や、自治体による避難情報が、分かりにくいという指摘を受けます。大雨については、▲注意報、その次に▲警報、最後に▲特別警報の順になっています。特別警報は、数十年に一度の大災害のおそれがあります。
津波については、▲注意報、▲警報、そして▲大津波警報の順です。津波警報は、高いところで1メートル超えから、3メートル以下、大津波警報は、3メートルを超える巨大な津波が来るおそれがあります。
避難については、▲避難準備、▲避難勧告、そして▲避難指示の順です。
誤解を恐れずに言いますと、「警報」や「指示」という単語がつく場合は、相当危ない事態だと認識してもらいたいと思います。そしてその前の段階で命を守るための行動を取ってもらいたいと思います。