藤沢市の小田急線善行駅の西口広場にある樹木が伐採されることになり、先週から作業に入っています。これに対して市民の間からは惜しむ声も出ています。
伐採に入ったのは、駅前の空間からバスなどの乗り降り場にかけてはえている「けやき」の木、合わせて9本です。善行駅周辺は、坂が多く、藤沢市では、バリアフリー化を推し進めています。
藤沢市は、地元の自治会や商店街、交通事業者などでつくる部会でどのような計画にするか話し合ってきました。例えば、駅までつづく坂道の歩道については、歩道が狭く、お年寄りなどが歩きにくいため、歩道にあった街路樹を伐採し、手すりを付けます。
広場の樹木を伐採する理由について、藤沢市は、鳥のフンによる被害や枯れ葉の片づけが、部会でも問題となったためだとしています。これまでも地元の要望を受けて、鳥が寄り付かないよう、夏場は木の枝を切るなど対策に取り組んだということです。
藤沢市は、西口広場について、今後、ハナミヅキの木を植えるほか、ベンチを設置したり、滑りやすいレンガ舗装を変えたりする計画です。
今回のけやきの伐採について、市民の方から、もっと市政に関心をもっていれば、もっと前に計画を知り、保存するよう要望もできたはずだと残念がる意見を頂きました。
藤沢市は、計画策定に向けて、「樹木の整理」をテーマのひとつに挙げてきましたが、わたしも見落としていました。分かりやすい情報公開に努めるよう気を引き締めなおします。