藤沢市が整備している都市計画道路、善行長後線のうち、亀井野の土地取得による整備が進む見通しです。
善行長後線は、63年前に整備が決まった道路で、小田急線西側の善行駅と長後駅の間、5.9キロを結ぶ計画です。
すでに9割り近くが整備されていますが、亀井野にある六会小学校の西側に位置する140メートル分が残っているほか、下土棚の640メートル分が未整備のままです。
亀井野については、湘南台と接するゴルフ施設がある区間の整備が進まず、いまは多摩大学近くを走る道路を使って、迂回する形になっています。
この度、ゴルフ施設の一部の土地を取得することになり、整備が進む見通しとなりました。藤沢市としては、残る2ヶ所の土地の取得に向けて交渉を進めたい考えです。
この区間を整備するに際しては、土地が小高く、高低差があるため、掘削する必要があります。土地を5メートルほど削った上で、片道1車線、合わせて16メートルの道を通したい考えです。
整備が終われば、善行駅西口から六会、湘南台を通って、横浜伊勢原線までをつなぐ区間が開通することになります。