鵠南小学校は校舎の建て替えに伴って複合化を進めていますが、このうち体育館と保育園が入った建物が完成し、見学会が行われました。
鵠南小学校は、老朽化のため校舎の建て替えを行なっています。建て替えに際して校内に新しく校舎のほか、体育館と近くの保育園および児童クラブが入った建物をつくる計画になっていました。
複合化した建物は、高さがおよそ15メートルの四階建て、学校の西側に建てられました。▲一階が駐車場や会議室など、▲二階には体育館があるほか、▲三階とともに保育園と児童クラブが入っています。▲四階には保育園の園庭があって、屋上部分とともに津波の避難場所となっています。学校の施設と複合化された施設は、はっきり分かれていて安全を確保しているとしています。
学校付近は海岸に近く、最大で浸水深が3メートルから4メートルの津波が想定されています。屋上部分を含めた4階以上で2000人が避難できるとしています。3年後に完成予定の校舎とつなげることで合わせて5000人が避難できるということです。
校舎は計画当初、南側に建てられる予定でしたが、住民の意見などからいまの位置に再建されることになりました。来年度に仮設校舎を建てた上で解体作業に入り、建て替えます。
140人の保育園は22日から、96人の児童クラブは4月からオープンします。一方、バスケットボールが2面取れる体育館は共用を始めていて、卒業式、入学式が控えています。
