学校でもない、家庭でもない子どもたちの居場所を提供している藤沢市のNPO法人「ふじぽけ」の新しい活動拠点が、弥勒寺の住宅街にオープンしました。
ふじぽけは、藤が岡を中心に5年前から活動している団体で、ボランティアが付き添い、子どもたちが遊んだり、宿題をしたり、休んだりできる出入り自由な場所です。これまでのべ4400人の子どもが利用したということです。
新しい拠点は、二階建ての住宅をわたしもメンバーである「藤沢グリーンスタッフの会」や自然の中で学び合うグループ「てとてとて」、それに生活クラブとともに借りています。一階が誰でも使える台所もある集会場で、二階がそれぞれの部屋になっていて、早速、ふじぽけの部屋では、親子連れがブロックなどで遊んでいました。
ふじぽけもコロナ 危機の影響を受けて、屋内での活動から近くの公園での活動を余儀なくされました。しかし、子どもたちは公園にある自然の中で、木のぼりや、桑の実取り、ザリガニ取りなど様々な楽しみを見つけたそうです。新しい拠点でも、近くの公園を利用したいとしています。
小澤由加里代表理事は、子どものサードプレイスでありたい、子どもの中に流れる時間を大事にする、詰め込みではなく解放してあげる場所でありたいと話しています。
まさにわたしが以前見学した世田谷区の「自由に遊ぶ冒険遊び場」、羽根木プレーパークと同じ考え方であり、こうした場所をひとつでも増やしたいと思います。