藤沢市防災安全部は、災害対策に役立てようとネット上への投稿を分析した情報収集を始めました。
ネット上にはツイッターなどSNSを通じて市民から多くの投稿がなされていてその中には災害情報も含まれています。藤沢市ではこうした投稿を分析した上で分類してくれる民間のシステムを導入しました。
市民からの投稿には不確定な情報も多くなっています。システムではこうした情報をAIも使って選別し、できる限り信頼できる情報を提供します。その中には画像や動画、位置情報などが含まれていて、防災安全部ではそれを手掛かりにほかの情報と合わせて対応します。
分類は気象災害や事故、事件トラブル、それに生活基盤などに分かれています。気象災害は大雨や土砂災害、津波、倒木、火災など34種類に分かれているほか、生活基盤は停電や断水、渋滞混雑などを含んでいます。
これまでの試験期間中、大事には至らなかったものの、がけ崩れが起きた道路に石が落ちていた例や、駅構内に止まった電車の様子から準備ができた例など実際の対応に役立っているということです。
SNSへの投稿の有効活用については、3年前の西日本豪雨の際、被害の様子だけでなく、救助要請が投稿され注目されました。これを受けてわたしも一般質問でSNSを使った情報収集を提案しました。今回、民間のシステムを使った情報収集に乗り出していただき感謝申し上げます。