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江ノ電がダイヤ改正で14分間隔に

藤沢と鎌倉をつなぐ江ノ島電鉄は、3月18日からダイヤを改正すると発表しました。これまで12分間隔で運行しているのを14分間隔にするとしています。

江ノ電は理由について、腰越付近の路面区間で自動車の混雑が生じて運行の遅れが発生し、ダイヤが乱れてしまうとしています。間隔を開けることで例え一列車の遅れが出てもダイヤが回復しやすくします。江ノ電は、さらにコロナ危機によって新しい生活スタイルや働き方が浸透したため、利用者の利用動向に合わせるとしています。

藤沢駅発の時刻表をみますと現在は、86本ありますが、ダイヤ改正後は75本に減ります。利用者が多い鵠沼駅の朝のラッシュ時のダイヤをみてみますと▲午前5時台はいまの2本から3本に増えますが、▲午前6時台と▲午前7時台はそれぞれいまの5本から4本に減ります。▲午前8時台はいまと変わらず5本です。

帰宅するサラリーマンの利用が多い藤沢駅の夜のダイヤをみてみますと▲午後9時台は5本でいまと同じですが、▲午後10時台はいまの3本から、24分発と50分発の2本に減ります。▲午後11時台はいまと同じ2本です。午後10時台は3本でも少なく不便だという声があっただけに待ち時間が増えそうです。

江ノ電の鉄道事業の2019年の旅客人員は1800万人を超えています。コロナ危機の前はほぼ横ばいでしたが、影響を受けています。親会社の小田急電鉄のおととしの輸送人員は前年より10%増えましたが、2019年と比べると24%も減っています。ダイヤについては小田急の江ノ島線も去年3月、運行形態を変更したばかりです。

江ノ電も普通回数券の販売を終了したほか、鵠沼駅の無人化に踏み切っています。コロナ危機がもたらした影響を受けて経営の効率化を進めるのは当然のことですが、運賃設定は観光客ならともかく住民には厳しめです。

地域からはお年寄りを中心に利用しやすい交通手段を要望する声を聞きます。時間帯別運賃の導入が有効だと思われるほか、行政としても高齢者向けの事業をさらに見直したうえで、「割引パス」のような手段をねん出できないかと考えます。

江ノ電

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