藤沢育ちの種無しぶどう、「藤みのり」が食べごろとなっています。先週訪れた藤沢市長後にあるぶどう園では、まだ収穫は始まっていませんでしたが、この一週間ほどがピークとなっています。藤みのりは、地元の農家である青木果樹園が、二つのぶどうを交配して作ったもので、品種登録されてから30年になります。
最大の特徴が、有名な巨峰に負けず劣らず粒が大きいことです。甘さが適度で、果汁が多く、ゼリーのような食感が人気です。皮をはがしやすく、食べやすいのも人気の秘密です。ただ持ち運ぶとき、実が枝から離れやすいので注意が必要だということです。
藤みのりは、いまでは山梨県を筆頭に全国で栽培されています。長野県や山梨県の巨峰や岡山県のピオーネと比べるとまだまだ栽培面積では及ばないものの、地元でも手に入りにくい希少価値のあるブランドとしてその地位を確立しています。