藤沢市は、本藤沢の石名坂環境事業所にあるゴミの焼却炉の老朽化に対応するため、新しい焼却炉の建設構想を示しました。現在、市内には石川の北部環境事業所に、8年前に稼動した焼却炉があるほか、石名坂に建設から31年となる二つの焼却炉が運転中です。現在、一日あたり、北部の焼却炉が150トン、石名坂の焼却炉がそれぞれ130トンの処理能力をもっています。構想によりますとまず、北部について4年後に新しい焼却炉の建設工事を開始し、2022年から稼動させたい考えです。また新焼却炉の稼動に伴って、石名坂にある一つの焼却炉の運転を停止します。ここに新たな焼却炉を建設して2026年から稼動することでもう一つの焼却炉も運転を停止にしたい考えで
す。構想に基づけば、常に三つの焼却炉を稼動する体制を確保する方向となります。
北部で計画されている新焼却炉の処理能力は、災害時の廃棄物処理を考慮して150トンとします。総事業費は最大150億円を見込んでいて、パブリックコメントを実施した後、今年度中にも基本計画を策定したい考えです。