アメリカのプロフットボール王者に輝いたブロンコスの地元、デンバー市は、環境に配慮したスマートシティを整備していく計画を明らかにしました。スマートシティが作られるのは、デンバー国際空港付近で、注目すべきは、藤沢市辻堂にできたスマートシティが手本になっていることです。
辻堂のスマートシティは、1000世帯の住宅地になる計画で、太陽光発電の利用目標を定めるなど環境対策に取り組んでいます。
デンバー市は、辻堂のスマートシティでも中心的な役割を果たしているパナソニックと提携することで、街づくりを進めます。
具体的には、街全体で太陽光発電を導入するほか、通行人を察知して、照明が点灯したり、監視カメラを通じて交通の流れを分析することで、エネルギーの最適化を図ります。
ハンコック市長は、「スマートシティでは、市民が必要なサービスを必要なときに受けることができる。それはより良い生活につながる」とコメントしています。
市当局は、実際に辻堂を訪れ、スマートシティを視察しています。地元紙でも、藤沢市の名前が先進例として紹介されるなど、世界的な注目を集めています。
ロッキー山脈を見渡すデンバーと湘南海岸を臨む藤沢。一企業の取り組みに終わらせるのではなく、市全体に広げるチャンスです。