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指定難病を患っている児童生徒への対応

藤沢市内の中学校で、白血病の生徒が授業中に気分が悪くなって保健室に行きたいと訴えたのに、教科担任の教師が認めず、この生徒がショックでおよそ二週間、休んでいたことが明らかになりました。教育委員会は、生徒の状況についてすべての教師への共通理解を図ったが、難病への配慮が足りずに申し訳ないと述べました。その上で、再発防止のため、一人一人を大切にしていく支援教育と人権意識の向上を指導強化していく考えを示しました。

そもそも難病とは原因が分からず、治療方法が確立されていない希少な病気です。見た目には分からない病も多く、周りの理解が不十分なのが現状です。難病に当たる病気は、少なくても500以上あるとされますが、医療費の助成が受けられる国の指定難病は306となっています。筋ジストロフィーなどは知られていますが、なかなか耳にしない病気ばかりです。教育委員会によりますと指定難病を患っている児童生徒は、22人に上るということです。

現代社会を反映するように子どもの世界も多様化しています。抱える問題も一人一人違います。会派の先輩議員は、生徒に対して耳を傾ける姿勢があれば、対応は違ったはずだと指摘しています。その一方で、迅速な対応が求められる進行性の難病など、知らなければ十分な配慮ができない場合もあると述べ、支援教育を浸透させるには、子どもたちに寄り添う姿勢と一定の知識が必要だと呼びかけています。

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