元藤沢市議会議員 清水竜太郎 オフィシャルサイト

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校則の公開はどうなっているのか その現状

地毛の証明など行き過ぎた校則をめぐって、文部科学省は去年末、生徒指導のもとになる「生徒指導提要」を改正しました。
この中で文部科学省は、「教育目標の実現という観点から校長が定めるもの」とした上で、「校則を守らせることばかりにこだわるのではなく、何のために設けたきまりなのか、教職員がその背景や理由について理解しつつ、児童生徒がその意味を理解し、自主的に守るよう指導していく」「そのため内容を学校内外の関係者が参照できるようホームページなどに公開していくことや、制定した背景などを示すことが適切」と指摘しています。
改正から半年が経って、校則の公開は進んだのか、藤沢市の公立中学校を調べました。

千差万別なホームページ

19の中学校のホームページを開きますと内容が充実した学校もあれば、そうとも言えない学校があることが分かります。学校は子どもたちに勉強を教える場所なので、ホームページが充実しているからといってそれが良い学校だとは言えません。また教師の働き方が問題となっている中、本業ではないホームページの制作に時間をかけている暇もないのが実情だと思います。
しかしながら学校の中の透明化が求められている時代、誰でもアクセスできるホームページは学校と外をつなぐ大切な道具であるのも事実だと思います。
典型的なホームページは、校舎の写真が中央にあって、その下に最新情報が並んでいます。学校の行事や重要なお知らせなどが占めていて、こまめに更新している学校もあります。
サイドメニューと呼ばわれる項目も並んでいます。ほとんどの学校が10個前後のメニューがあります。多い学校でが16個で、少ない学校が5個です。だいたいが「学校の概要」や「お知らせ」、「部活動」、「学校運営協議会」が含まれています。またほとんどの学校が学校独自の「いじめ防止」への考え方を明示しています。

学校で災害対応が違う

各学校が緊急災害への対応について載せていますが、対応が学校によって違うことに気が付きます。登校前の場合、暴風や暴風雪、大雪、大雨、洪水のうち一つでも警報が出されていれば自宅で待機となっている学校があれば、大雨と洪水警報の場合は、二つが同時に出ていれば自宅待機としている学校があるなど様々です。
また学校に登校するかどうか判断する時間もまちまちです。午前6時半もあれば、7時や7時半の学校もあります。さらに大地震については、震度5弱以上なら登校しないとされますが、大地震への対応は掲載していない学校も多くあります。

何を重視しているのかが漂う

ホームページに載っているキーワードからその学校が何を重視しているのか何となく漂ってきます。▲藤沢第一中学校はヤングケアラー、▲湘洋中学校は不登校やコミュニティソーシャルワーカー、▲片瀬中学校は児童虐待や子どもの権利条約、▲湘南台中学校は総合学習やスクールカウンセラーなどです。▲長後中学校が、自宅学習用の配布プリントまで公開しているほか、▲高浜中学校も、教科ごとに民間の学習サイトにつながる項目を設けています。
このほか、授業内容や生活面などの「学校評価」やタブレット端末を使ったオンライン学習の説明、高校などへの「進路通信」に力を入れている学校も多々見られます。

「校則の公開」は1校だけ

あきらめかけたとき、一校だけ校則を公開している学校がありました。御所見中学校です。
御所見中学校で学ぶみなさんへと題された校則集は、7つの項目があります。▲「きまり」の中では、「学校は社会であり、自分とは違うほかの人と過ごす社会だ」「誰もが気持ちよく生活できるようにきまりがあり、きまりは守らなければならない」と定めています。

▲次の「服装・身だしなみのきまり」では、まず「中学生らしく、さわやかに」とされています。とくに髪の毛については、「整髪料や派手な飾りはふさわしくない」「髪型を楽しむことを目的として学校生活を送らないように」「染色、脱色が禁止なのは言うまでもない」としています。
服装は標準服か体操着で、靴下については「丈が短いくるぶしソックスはふさわしくない」とした上で色も落ち着いた色に決められています。また安全のため靴のかかとは踏みつぶしてはいけないとしています。

そのほかは、▲ロッカーの使い方や職員室への入り方を定めた「ひと・こと・ものを大切に」、▲登校から授業、昼食、放課後の流れが書いてある「一日の生活」とその注意、▲「持ち物や生活上のきまり」、▲スマートフォンなどを無断で持ち込まないよう定めた「心がけよう」となっています。昼食は登校時に買ってはよいが、下校時には買ってはいけないとされたり、あいさつは自分から大きな声でするように書いてあります。

教育委員会「説明していく」

校則がホームページの奥の方に入っていて、見過ごしたケースもあるかもしれません。しかし東京・世田谷区は3年前に、すべての中学校の校則がホームページ上に公開されています。それに比べて藤沢市では少なくてもはっきりと公開していたのは御所見中学校だけだったのには驚きました。

藤沢市教育委員会は、校則について「生徒指導の担当会議で情報を共有していて、例えば熱中症への対応など子供の意見を聞きながら見直しを行なっている。必要のないものについては考えていかなければならない」と話しています。
また公開については、全体としては把握していないとした上で、「児童生徒には直接、説明しており、保護者だけが閲覧できるホームページもあると思う。公開するかどうかは各学校の主体性に任されているが、教育委員会としては透明性が大事だと考えるので説明していきたい」と述べています。

校則

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