私の小学校時代、箱根の強羅にあったスケートリンクに遠足で出掛けた覚えがあります。霧がかかった山中にあった屋外のリンクで滑走したのです。
スケートリンクの整備・運営に当たる会社大手の方は、スケートの普及は親世代にスケートの体験があるか否かに左右されると指摘しました。潜在的な利用者がどれだけかは、子どもにかかっていますが、そのカギは親が握っているわけです。
藤沢市を含む県南部から西部にかけては、スケートリンクの空白地になっています。その一方、隣の鎌倉市と共に所得が高い住民を抱えているだけに藤沢市におけるスケートの可能性は、広がりがあるのではないかと考えています。
スケートリンクを藤沢市に整備する場合、採算性が取れることが前提になります。市有地を民間企業に貸す方法で、リンクの建設、そして運営も任す事ができれば、財政負担もなく、市民にスケートを楽しんでもらう機会を提供できます。また原発ゼロの立場から、電力は太陽光発電でまかないたいと思っています。
リンクを整備するには少なくとも、5000平方メートルの敷地が必要です。
あくまで可能性という観点から、いくつかの市有地が候補として考えられます。▲秋葉台公園の北側にある駐車場のほか、▲辻堂駅北口に広がる商業施設の北側にある駐車場、▲スケートパークがある鵠沼海浜公園、▲石名坂最終処分場跡地にある広場の敷地です。それに、▲市有地ではありませんが、土地開発公社が所有する村岡地区にある貨物駅跡地です。この場合は、土地を買い戻す必要が出てきます。
沖縄にはカナダの首相も訪れたリンクがありますし、姉妹都市であるマイアミビーチを含むマイアミ都市圏には、プロのホッケーチームがあります。スケートを冬のスポーツだとイメージするのは時代遅れです。
スケートリンクがあれば、市民の健康増進のみならず、ブランド力の向上も期待できます。採算性の確保が前提となりますが、検討に値すると思っています。