この夏、鎌倉市の由比ヶ浜海岸に整備されたバリアフリービーチが話題を集めました。
これは障害者サーフィンの世界チャンピオン、内田一音さんの呼びかけではじまった試みで、行政だけでなく、海の家の方々が協力してできました。
車いす利用者でも自由に行き来できるように、海の家の前に800メートルに及ぶ木製のボードウォークが連なっています。
また波打ち際まで車いすに乗ったまま近づけるマットもあるほか、介助員と共に海の中に入れる専用の車いすも用意されています。
わたしも沖縄にいたとき、障害者がスキューバダイビングを体験する取り組みを取材したことがあります。海中は、障害を感じずに比較的、自由に動き回れる場所なのです。
那覇市にある波の上ビーチは、バリアフリーが完備されていることで知られ、波打ち際までスロープが設けられています。
このように沖縄では、バリアフリーをうたった観光客の誘致にも力を入れているのです。
呼びかけ人の内田さんは、藤沢市のご出身だそうです。藤沢市内の海水浴場でもバリアフリーを徹底したいものです。