鎌倉市は、大型連休中の江ノ電鎌倉駅の混雑対策として、住民を優先して入場させる実験を実施します。同じ江ノ電のターミナル駅として、わたしも江ノ電藤沢駅の混雑具合を調査しました。
激しい混雑は、3日午前10時過ぎから、正午前まで続きました。江ノ電側も混雑を見越して、入場規制を敷いています。駅員だけでなく、警備員の方も10人以上出て、整理に当たりました。改札口からJRに向けた陸橋にかけて、ロープが張られ、入場を待つ長い列ができました。
混雑は午前11時ころピークを迎え、列は陸橋の西側にある横浜銀行前まで続きました。乗車するまで、30分かかるそうで、電車が来る度に長い列も一挙に進んで短くなりました。規制はその後も続きましたが、混雑は、午前中に比べると緩やかです。
利用客は、ほぼ観光目当てだと見られ、住民については、初めから乗車をあきらめて、利用を控えたと推測されます。
混雑中、駅員の方が列を回って子どもに菓子を配るなど配慮が見られました。午前中はJRと小田急との兼ね合いから、特に混むということです。やはり鎌倉と同じように住民を優先する仕組みについて、検討すべきだと感じました。