お隣の茅ヶ崎市で小学1年生の男の子が、交通事故で亡くなりました。
学校の登下校での交通安全は、保護者にとって心配事です。藤沢市教育委員会によりますと、今年度、登下校中に交通事故にあって救急搬送された小学生は、11人に上ります。多くが車との接触で、死亡事故はありませんが、けがをした子どももいるということです。警視庁の資料によりますと、小学1年生の死者数は6年生の8倍に上ります。
教育委員会では、藤沢市と警察と協力して、危険な通学路を洗い出す合同点検を実施しています。地域や保護者からの意見も反映させて、対策につなげる取り組みです。
車のスピードが速い、道路が狭くて危ないなどの意見に対して、藤沢市では、▲歩行者が通行する路側帯を拡大したり、▲路側帯の白線の内側を緑色で舗装する「グリーンベルト」を実施したり、▲いわゆるポストコーンを立てたり、▲注意喚起の表示を付けるなどの対策を行なっています。
これに対して、信号機や横断歩道の設置、時間帯による進入規制、それに一方通行などは、警察の管轄で、中には地元の合意がなければ始まらないものもあり、時間がかかるそうです。
市内では、辻堂、六会、それに鵠洋小学校が、1000人を超えるマンモス校です。登下校の際には、子どもたちが狭い道路で、路側帯をはみ出して車道にあふれてしまうこともありますが、学校での安全指導に頼らざるを得ない状況だということです。
わたしは、ハンプと呼ばれる方法を提案しています。道路に起伏をつけることで、車のスピードを抑える方法です。ハンプは、振動の問題があって、導入が進まないということですが、藤沢市で11人も搬送されている現状は、無視できません。