藤沢市は、コロナ危機を受けて、市内経済を活性化させるため、藤沢商工会議所などと共にプレミアム商品券を発行します。
商品券は、一冊あたり5000円で販売され、6500円分の買い物ができます。
500円の商品券を13枚使えるもので、11月から2月の実施を予定しています。対象は、藤沢市民のほか、市内に通勤通学している方で、合わせて50万冊を発行します。
使えるお店は、1800店をめざしていて、8月から募集します。
予算規模は10億円で、このうち2億円は、商品券の作成発送や販売窓口の設置などに使われます。
議会の補正予算委員会で審議され、すべての会派が賛成しましたが、予算額が大きいこともあり、さまざまな指摘が出されました。
とくに5年前に実施されたプレミアム商品券事業では、商品券の多くが、生鮮食品に使われて、今回のコロナ危機で売上が落ち込んでいる外食や観光には使われにくい結果となっています。
また感染症対策を考えれば、これを機会にキャッシュレス化・電子マネーを促進させるべきだという意見や、何よりも迅速な対応が必要なのに11月では遅すぎるという意見が出されました。
冬場には第二波、第三波が懸念されますが、藤沢市はその場合、時期の延長もあり得るとしています。